良い曲を深く味わう… Songs of Prince

 「どんなシステムで聴いても良い曲」はあると思います。心に残るメロディーラインや歌詞。必ずしも良いオーディオで聴かなくてもその良さを味わうことができます。

 一方で、イヤホン(安価な普通の「イヤホン」、以下同じ)で聴いた時にはあまり印象に残らなかったのに、大音量のスピーカーで聴いた時に初めて「こんな良い曲だったのか!」と感じるような曲もあります。イヤホンで聴いていた時は「ながら聞き」で、あまりちゃんと聴いていなかったということもあるのでしょうが、しっかりと聴くことで初めて、絶妙なハーモニー、細かな音の重なり、認識していなかった楽器の存在などを知ることができる。そんな曲です。

 不思議なことに、一度そのような経験を経た後は、次にまた同じ曲をイヤホンで聴いたときも脳が補正してくれるのか、スピーカーを使って大音量で聴いた時の印象に近い感動をもたらしてくれることがあります。残念ながらスピーカーで聴かないと再現されない曲もあるのですが、一度でもその曲にとっての良い状態で聴いてみることは大切なことなのかもしれません。より深く、その曲を味わうことができるようになります。

 そんなことを思いながら今日、2021年6月7日(Prince の誕生日)、大音量で普段あまり聴かない曲をたくさん聴いています。

Prince ファンにとって 6月7日は特別な日。色々なことを想いながら、次々と名盤、名曲を味わう。

 色々な曲と言いつつも、ついついヘビーローテーションになってしまうのは先日ストリーミング配信が始まった ‘Born 2 Die’ 。このタイミングでこのタイトルの曲が配信されるというのは「何かの意図が?」と思ってしまうのですが、そんなあるかどうかもわからない「意図」にハマってしまっています。Curitis Mayfileld を彷彿させる… とどなたかがおっしゃっていましたけれども、まさにそんな雰囲気。70年代ソウルが 2010年代の Prince によって洗練されて蘇ったような名曲です。特に後半 3分20秒あたりの ‘so high~’ のところのコーラスには痺れます。来月発売予定のアルバム ‘Welcome 2 America’ の3トラック目のこの曲。アルバムの流れの中で出てきたら… 想像するだけで体が震えそうになります。

 今日の鑑賞では主に小型の 2way スピーカーを使用。ポップス系との相性は良く、程よい量感のベースに抜けの良い高域が爽やかに加わります。 Prince の曲との相性も良好です。余談ですが、とにかく一日中聴いていたかった今日、外出の際にはスポーツタイプの耳を塞がないタイプのイヤホンを使用しました。郵便ポストまで往復5分間の外出。’The Cross’ を聴きながら、近所の施設の横を歩いていると、換気のために解放された窓から、ご老人が叩くタンバリンの音が。そのタイミングが曲のリズムと見事に合致。一瞬「あれ?こんなとこにタンバリン入ってたか?」と錯覚するのほどの見事なセッションでした。

 私の心の中で行われる生誕祭はアメリカ中部夏時間で 6月7日 が終わるまで、日本時間の 8日14:00 まで続きます。 それまで存分に楽しみたいと思います。
 来年こそはファンの皆さんと一緒に楽しい時間を過ごせるようになっていると良いですね。

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