測定用スピーカーや研究用スピーカーの製作

音響に関する研究開発の現場において、測定や特殊な音声信号の再生に用いられるスピーカーを市販品で探すのは難しいことがあります。

エクスペリエンス・スピーカー・ファクトリーでは、現場で使われている既存のモデルをもとに、あるいは完全な新規設計で、そうした特殊な用途のスピーカーの製作も行っています。

古いモデルを更新する場合、作られた当時には想定していなかったような問題をそのモデルが抱えていることもあります。私たちがプロジェクトに加わることで、新たなモデルの製作ついでに、そのような問題を解決することも可能です。

今回は研究開発の現場において、(マイク等の)測定用スピーカーや特殊な音声信号を再生するスピーカーを入手するための私たちのアプローチ方法をご紹介します。

既製品にはない特殊な用途のスピーカーって作ってもらえるの?

開発現場でマイクを測定したり、特殊な音声信号の再生に使っているスピーカーには、ずいぶん前に現場で自作されていたり、ガレージメーカーが作った出自がよく分からないものが長年使われていたりすることがよくあります。

作った社員がすでに退職していたり、メーカーがすでに存在しなかったりすることもありますし、そもそもどこから買ったものかもわからないようなスピーカーが現場で使い続けられていることもあります。

「同じ機能を持ったスピーカーを購入したいがどうすれば良いのか分からない」とか「そもそもこんなスピーカーあるのだろうか?」という場合、私たちが協力いたします。

早めのご相談でプロジェクトをスムーズに

特殊なスピーカーを製作する話が持ち込まれるとき、すでに途中の段階まで検討が進んでいることもあります。

しかし、音響の研究者の方であっても、スピーカーに関する作法にまでは精通されていないことも多く、「そのままでは本来の目的を達することが難しいスピーカーになってしまうのでは?」というようなこともあります。

エクスペリエンス・スピーカー・ファクトリーでは、計画通りに製作するだけではなく、使用目的に応じた解決策のご提示も含めて対応することが可能です。できるだけ早い段階でご相談いただけるとプロジェクトもスムーズに進みます。

スペックの意味が分からなくてもOK/パーツ選定もお任せください

スピーカーユニットのスペックは見慣れていない方にはどこをどう見れば良いのか難しいこともあります。

「良さそう」な動作スペックのスピーカーユニットを実際に使おうとしたとき、動作スペック以外の面で問題となることもあります。

  • そもそも取付が不可能ではないか?
  • 使用できるビスの入手は容易か?
  • エア漏れしない構造になっているか?

等々の問題があとから出てきてしまうこともあります。

エクスペリエンス・スピーカー・ファクトリーでは、そうした問題点の解決を図りつつ、本来の目的を達成するためのパーツ選定や構造設計まで承ることが可能です。

まずはお打ち合わせから

まずはウェブミーティングで、目的や寸法の条件、達成すべき音響面でのスペック等をお打ち合わせし、その後、お見積り作成→実機の製作→納品というプロセスとなります。

企業様の案件についてはウェブサイトでは公開しておりませんが、弊社では研究開発現場で使われる特殊なスピーカーを数多く製作してきています。

特殊なスピーカーが必要な場合にはぜひ一度ご相談ください。

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