Stereo誌 2016年8月号の付録スピーカーユニット FOSTEX(フォステクス) M800 の振動板はとにかく傷つきやすい。ちょっと触れただけで凹みます。私は小さなファストンを落として凹ませました。しかしその傷つきやすさがこのユニット独特の繊細な音を生み出しているのだと自分を納得させます。

M800を使用したスピーカーの取り扱いは非常に気を使わなければなりません。そこで今回は手軽にスピーカーを保護するグリルを作ってみることにしました。ウェブ上ですでに紹介されていますので、初出ではありませんが、加工の過程を撮影しましたので、参考にしていただければと思います。

FANGuard-M8(B)
使用するのはPCのファン用のグリル。奇しくも型番はFANGuard-M8(B)/II と少しM800っぽい…

使用するのはPCのファン用のグリルです。「8cm」というサイズがスピーカー口径にも当てはまります。今回8cmユニットの M800 にも8cmと書いてあるものを使用します。そのままだとネジ穴が合わないばかりか、アップロールエッジのモデルは物理的に干渉しますので、ちょっとした加工が必要です。

FANGuard_02
加工前の状態。M800のエッジは干渉してしまいます。

m800_edge
M800を横から見たところ。エッジが前に出ています。

 

加工に必要なのはペンチだけですが、ペンチを持つ反対側の手を結構使いますので、手袋をした方が良いかもしれません。グリルを傷つけないため、今回は先端に保護用のプラスチックが付いたペンチを使用しました。
まずはペンチで取り付け部分を90°に折り曲げます。

FANGuard-03
4箇所曲げ終わったら平らな場所に置いて、だいたいの角度をそろえます。

FANGuard-04
厳密に90°である必要はありません。

最後にネジ穴が入るように丸く加工してある先端部分を外側に90°折り曲げます。4箇所曲げたらこれで完成。簡単です。

FANGuard-05
少しくらいひん曲がっていても最後に調整がききます。

 

最後にユニット取り付けネジと一緒に取り付けます。この時にネジ穴とそろわない場合は修正します。手でも多少の調整は可能です。作業時間は10分程度でしょうか。

FANGuard-06
取り付け後に横から見たところ。かなり隙間ができました。

FANGuard-07
前面の様子。カッコよくはありません。実用性重視の場合に使用すれば良いでしょうか。

 

いかがでしたでしょうか。

今回は繊細な M800 を簡単に保護できる方法(加工の手順)をご紹介しました。しかしこれはあくまでも実用性を重視した場合の手段です。自作派の方は是非とも綺麗なネットを使用したグリルに挑戦していただきたいところです。

自分を棚に上げていますが…